なんだか蒸し暑い日が続いていますね(-_-メ)
そんな今日も癒しのお花画像♪
さて、今日は、
連続シリーズの二回目!
【エコチル調査】
vol.2
~実施場所と期間の長さの問題~というのをやっていきたいと思います!
前回の記事では、
エコチル調査ってなんぞや?という話をしました。
簡単に言えば、
化学物質など有害物で子供の身の回りの、
環境が汚染され、アトピーやぜんそく、
様々な健康被害を
引き起こしているかもしれないため、
全国の子供の成長過程(13年間)を調査し、
その謎を解き明かす!
というものです。
前回も書きましたが、
これだけ聞くと、
「なんだ、国も化学物質の怖さ知ってるんじゃん!
シナリーさん、良かったね♪」と、言われてしまうかもしれませんね。
誠に残念ながら、それは少し早計です・・・
なぜかと言えば、第一に、
【実施地域】に問題があるからです。
この地図を見てください。
全国15箇所のユニットセンターで、
調査は実施されています。
何か気づきませんか?
「東京都が入ってない…」そうなんです。
一番人口がいる
東京都でやってません!
経済活動も活発なはずの東京。
化学物質の調査、した方が良くないですか?
「いや、大阪や神奈川入ってるし!」
そうですね、大阪や神奈川入ってます。
しかし、これまたカラクリで、
実施地域は県全域ではありません。
大阪は…
和泉市・岸和田市・貝塚市・熊取町
泉佐野市・田尻市・泉南市・阪南市・岬町
※大阪市が入ってない…
神奈川は…
横浜市金沢区・大和市・小田原市
※金沢区は、市の南側で、横須賀市と隣接してます
わざと人口密度の低いところを
狙って調査しているとしか
思えません。
他の箇所でも、このように県庁所在地の自治体で
行わない箇所がたくさんあります!
しかし福島県のみ、全域で行われています。
その理由を、電話で問い合わせました!
原発事故の影響があるため、
県全域で行うことになったようです。
開始はちょうどあの震災の年でしたからね。
早計、と言ったのは、
国は、調査はする気はあるが、
本格的に化学物質を
排除しようとする気はないということです。
だから、わざと人口の少ない地域で行う。
第二の問題点は、
その【調査期間の長さ】です。
13年間ですよ?
しかもその後解析し、結果が出るのは
2032年です。
東京五輪から3つ先の夏季五輪のときです。
リニアなんてとっくに開業しちゃってますよ。
そんなに長く待てますか?
そうこうしている間にも、
化学物質の汚染は続いています。
人体だけではありません。
室内空気・日本近海など、
解決しなければならない汚染は
山ほどあります。
エコチル調査にだけ
頼っているわけにはいきません!
だからこそ、シナリーは
どんどん語っていかなくてはならないのです。
次回は
【エコチル調査vol.3】
~調査の仮説と途中経過~
をお送りいたします!
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